昨年の11月末に朝日新聞「55プラス」に「音訳」が取り上げられました。4回続きの記事でした。 直後、「記事読みました」、「音訳、出てました。嬉しいですね」と何人もの方から、連絡がありました。 新年の賀状にも、たくさんの方から「見ましたよ」という一言が、添えられていて、改めて新聞ってすごいなあと思いました。 この時、当会で今一番ご苦労をかけている「テキスト化プロジェクト」のメンバーから、次は、こちらも記事にしてもらえるようお願いしてと言われました。 朝日の取材の時も「テキスト化」のことは、もちろん話したのですが、本来の「音訳」がテーマだったものですから、メンバーには、少し不服だったかもしれません。 でも実は、この前から「テキスト化」のことは、共同通信社の藤田さんに、ボラセンにも来ていただきご説明もしてありました。 さらには、11月30日の都内江東区で開催された「テキスト化講習会」への取材もお願いしていました。 当日は1日お付き合いくださり、大学受験をめざす弱視のお子さんの保護者の方や、千葉の松井さんからも、話を聞いてくださったようです。
そしてようやく、記事になると連絡がありました。掲載予定日は、今月15日夕刊か16日の朝刊だそうです。 ご存知のように、共同通信社とは、国内や海外のニュースを取材・編集して、全国の新聞社やNHK、民間放送局、海外メディアに配信しているところです。 ですので、どこの新聞に掲載されたかは、なかなかわかりづらいのです。 記事を見つけた方は、ぜひお知らせください。
ところで、この藤田さんとのお付き合いは、2006年にさかのぼります。 右も左もわからない、音訳ボランティアたちが、初の「音訳ボランティア全国大会」の開催を企画し、四苦八苦していた時です。開催を全国に告知するすべも知りませんでした。まず、お世話になっていた故浦口さんに相談、そこから読書工房の成松さんにいき、そして藤田さんを紹介されたのです。 「手っ取り早いのは、記者会見することかなあ」と藤田さん。 2006年3月、厚労省の記者クラブに出向きました。 臆せず出向いた先には、それでも6~7人の各社の記者がいて、記事にしてもらえました。テレビ等でしか知らない記者会見って、こんなふうに行われるのかと、緊張のなかにも興味津々というところもあって、今思えば、貴重な経験をさせていただいたわけです。 藤田さんとは、それ以来のお付き合いで、恩人に対して失礼ですが、ふざけて、「藤田弟」などと呼ばせていただいたりします。
ところで、この音ボラネットも、そろそろ立ち上げから10年になろうとしています。 この間、藤田さんはじめ、実にたくさんの方々にご支援・ご協力をいただいてきたこと、改めて、感謝の思いがわいてきます。 そして当初から応援してくださっているほとんどのみなさまと、今もってお付き合いさせていただいていることに、重ねて御礼申し上げます。これからも、事務局一丸となって進んでいきたいと思いますので、重ね重ねよろしくお願いいたします。
ぜひ、記事見つけてくださいね。