私たちの活動拠点である飯田橋ボラセンから紹介されたと、ある弱視者の方から電話が入りました。ご自身のカルテを読んでほしいと。身の回りのことは何とかできるが、文字を読むことに不便を感じるとのこと。拡大読書機を使えば楽だろうけれど、本体が大きくて狭い部屋に置く場所がなく持っていないと。
近くの音訳ボランティアを紹介しようとしたら、個人情報なので誰でもいいというわけにはいかないと言われました。ドイツ語などの横文字が多用されていたらとビクビクしましたが、現物を見たご本人が、これなら何とか読めると言われ、一件落着。ぜんぜん役に立たずに終わりましたが、色々とおしゃべりをして、これも何かのご縁でしょうから、今後もよろしくと言われました。
「女の一人暮らしで、障害者は生きづらい」ともらされた一言がこたえました。視覚障害と一口に言っても、さまざまなことをまた教わりました。