バリアフリー映画鑑賞推進団体「シティ・ライツ」と立教大学ボランティアセンターが共催で学生さんといっしょにに音声ガイドづくりに挑戦するという取り組みがありました。南アフリカ・ヨハネスブルクのスラムで未来のない日々を送っていた一人の少年が、生まれたばかりの小さな命に出会うことで更生していくストーリーで「ツォツィ」という映画です。2006年アカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品です。
FMラジオで音声ガイドが聞けるというもの。まず、目で観るために作られている「映画」に解説をつけることの難しさ(台本作りの大変さに加え、活舌だとか発声、そしてそれぞれの映画の雰囲気に合う声なのか。)を感じました。しかし、学生さんがこういう取り組みに積極的に参加することの意義は大きいと思います。
今後も一人でも多くの視覚障害者が楽しく参加できる鑑賞会が開かれていくことを期待したいです。音訳者の中にもこういった「音声ガイド」の活動に熱心にとりくまれている方が何人もいます。(スタッフ同行 伊藤、大田、遠田)