7月28日(日)日本教育会館(都内)で日本電子出版協会と出版UD研究会との共催で「iPodやケータイで“耳から読書”〜オーディオブック普及の可能性をさぐる」セミナーがありました。千葉県立中央図書館の松井進さんは自著「Q&A盲導犬」を10媒体によるユニバーサルデザイン出版を試みた方でもあります。
「肉声と合成音声を使用した読書の可能性と今後の普及について」発表がありました。両者ともメリット、デメリットはあって利用者が使いわけていくということだと思いました。
普通のものは2倍速で情報もの(雑誌等)は3倍速で聴いている、という私たちにとっては松井さんのいつもの話も相手によっては「通常の速さのものを作っても意味がないということか」という質問が出ます。
参加者のほとんどは出版、印刷関係の方たちです。こういう方たちに文字から情報を得にくい人たちの情報収集手段のひとつとして「音訳」があるということを知ってほしい。啓発のための催し物等を企画する必要があるのではと感じたところです。