No.88 テープ版読者会のこと

3月23日(月)、当ネットワークの会員でもある都内・杉並のテープ版読者会の総会におじゃましました。ユニークで熱心な活動を続けているグループの一つです。代表の舛田さんとのそもそもの出会いは、私たちがネットワークの準備会を立ち上げ、初の全国大会を企画していた2004年頃のことでした。

週刊金曜日という雑誌の音訳版が読み手の都合で終了となってしまった。楽しみにしている利用者がいる。読んでくれるグループを探してもらえないかと連絡があった。週刊ものを読むのは大変だから、そうそう見つかるものではない。「舛田さん、自分で会を作った方が早いわよ。協力するから。」と冗談半分に言っている内に、ほんとうに会を立ち上げてしまった。運営資金はもちろんのこと、録音機材をそろえるお金もない。著作権のこともあるし、とりあえず出版社に協力してもらわなくちゃと、一緒に出向いたことが、今は懐かしい。

雑誌を読む時の最大のネックは著作権のことだと思いますが、ここでは、金曜日側の全面協力でクリアになっていることが、すばらしいことです。初めはあちらこちらのグループで活動している人たちが個人で参加ということが多かったようですが、今は音訳講座を開き自前の音訳者も誕生しているようです。

いくつかのグループができていて、ひと月に1回、読み当番が回ってきます。1冊を8人で分担。発売の1日前の木曜日にほんたい(週刊金曜日)を入手。メール便で、早い利用者には日曜日に手元に届くというから驚きです。随時ボランティアを募集中、パソコンでのやり取りで地方からの参加も歓迎だそうです。

*詳しくは「テープ版読者会」へ。 TEL&FAX;03−3530−2565

E-mail;tapeban-dokusyakai@tea.ocn.ne.jp

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