2月27日(土)、シンポジウム「やさしく読みやすい本」が読書の扉をひらく!〜知的障害・自閉症のある人の読書環境を考える〜が江戸東京博物館で開かれました。
当初から参加予定にしておりましたが、直前になって主催の読書工房の成松さんから、当日の誘導等のお手伝いの要請が来ました。地元「墨田朗読グループ・声」の牧野さん、小池さん、当音ボラネット事務局の鶴岡、大田、そして私とでお手伝いさせていただきました。それぞれの立場での発表がありましたが、特に公共図書館や学校図書館での取り組みを興味深く聞かせていただきました。
やはり、有効な手段のひとつはマルチメディアDAISYでしょう。音訳者にとってまだなじみの薄い分野かもしれませんが、このマルチメディアDAISYの音声部分に「音訳者の出番」があるように思います。これからのことですが、また、色々な方々と情報交換していきたいと思いました。音訳ボランティアの皆さんも、ほんのわずかですが参加していました。「声」の方が「お手伝いの要請がなければ、きっと参加しなかったと思います。でも、勉強になりました。」と言われていました。
ところで、私はあちこち伺いいろんな方々にお目にかかります。この世界はあまり広くありませんから、いつも熱心な同じ方々に出会うことがあります。回を重ねる毎に私たち音ボラネットのことを少しずつでもご理解いただけていると実感しています。
更に必ず新しい出会いもあります。今回も会場で声をかけて下さった佐藤さんという方は、マルチメディアDAISYの音声部分に問題ありと感じていらっしゃる方です。ならば、今後音訳ボランティアと連携していけたらというようなことを話されていました、一度ゆっくりお話を伺いたいと思っています。