パソコンインストラクターであり、マルチメディアDAISY作製のグループを立ち上げている西東京市の片岡さんと、ある集まりで名刺交換させていただいたことがありました。音訳者と交流したいと言われ、音ボラネットの個人会員になってくれた方です。
「音訳者が現場でどんな活動をし、DAISYをどんなふうに作っているのか、ぜひ見てみたい。どこか紹介してもらえないか」と連絡があったのはだいぶ前の話です。ほとんどのグループが自前の活動場所があるわけではないということが、一番のネックでしょうか?引き受けてくれるところが見つかりません。
そんな中、葛飾音訳ボランティアの会の鶴岡さんが二つ返事で引き受けてくれました。 当日6月14日片岡さんと同行の鎌田さんと一緒に、私も見学させてもらいました。
ここは金町駅前の複合施設の中にオープンした、区立中央図書館です。録音室の他に作業や学習のための部屋もあり充実しています。パソコンでダイレクト録音をしている人たち、DAISY編集の練習をしている人たちとそれぞれ分担しての活動をしていました。
片岡さんたちは活発な質問をしながらボランティアが日々の活動にいかに真摯に取り組んでいるかよくわかったと、感想を述べていました。
今回のことをとおし、机上での情報交換だけではなく、おたがいに活動現場を見学しながら交流することも必要ではないかと思いました。
最後に館長さんや障害者サービスの担当の方にお目にかかりました。 「本当に熱心に活動しているみなさんをしっかりサポートしていきたい」と語っていました。地域にしっかり根をはり図書館からも信頼を寄せられている葛飾音訳ボランティアの会のみなさんから、いろんなことを教わった半日でした。