7月2日(土)〜3日(日)にかけて行われる、読み書き(代読・代筆)支援員養成のための基礎講習会には、もう申し込みをなさいましたでしょうか。当ネットワークの過日の総会で、事務局の市橋さんが、出展でチラシを配り、懇親会や分科会でも、熱心に参加を呼び掛けておりました。
結果、すでに申し込みが続いていますが、まだ若干、席に余裕があります。有料ですが、私は、まったくの無料というよりは、こちらの方が学ぶ姿勢が違うように思います。みなさまはそんなことがないかもしれませんが、真剣みが増します。そして、修了証も発行されますが、これも、魅力です。
さて、読み書き支援員といっても、音訳初心者ならいざ知らず、私たち音訳者にとって改めて講習を受けなくても、即戦力になるのにという思いが、正直ありました。しかし、声を出すという基礎、滑舌だとか発声、発音はさておいても、大事なことがあるのです。いわゆる、対面朗読の一種ですが、娯楽や趣味で一冊の小説を読むということとは違います。
私信や役所からのお知らせ、各種チラシや取り扱い説明書等々、正に生活情報そのものです。書かれていることを、すべて読めばいいというものでもありません。 私たちが常日頃、気を使っている母音の無声化や鼻濁音が必ずしも、必要というわけでもなさそうです。高齢者には、聞き取りにくいこともあるようです。
ですから、音訳であって、音訳でない部分もあり、守秘義務のことなども考えると、やはり一度、系統だった講習を受けるべきでしょう。目から鱗の部分があるはずです。
私たちの総会のテーマでもありました「広がりをみせる音訳」、正にそのものではないでしょうか。ぜひ、一緒に学びましょう。