来年の司法書士試験に向けて、テキストを音訳してほしいという留守録をきいたのは、夜もかなり更けた時間でした。失礼と思いながらも、電話をしました。案の定、連絡を待っていたとのこと。
埼玉県内在住の30代の女性でした。10冊もあるテキストを音訳し、デイジーにしてほしいという、依頼でした。
近くのボランティアグループにも頼んだか、1冊に3か月かかるので、このペースだと受験に間に合わないし、音訳グループとして、私一人のことだけに、関わっていられない事情も、よくわかると。
そこで、大きな団体にも連絡したが、体よく断られた。また、インターネットで、探してアクセスしてみれば、連絡先が、現在使われていない電話番号だったり、すでに、活動を中止しているところだったり、うまくいかなかったそうです。ようやくたどり着いたのが、音ボラネットだったとのこと。読み手を探します、という私の一言に、ほっとした感じでした。しみじみ、専門書を読んでくれるところは、なかなかありませね、と言われました。
「司法書士合格講座テキスト6 商業登記法」というようなテキストだそうです。1冊300ページくらい。分冊OK。今のところ、いくつかのグループに当たりをつけました。デイジー横浜の大原さんに、内容を確認し、簡単なマニュアルを作成し、読みの統一を図るべく準備を進めてもらっています。
幸いにも、以前、法律書の音訳を引き受けてくれた、名古屋YWCAの堀尾さんに、ノウハウを教えてもらえることになりました。堀尾さんいわく、「今どきのテキストは、法律関係といっても、難しくないですよ。誰でも読めます」と。力を貸していただけるグループは、ありませんか?
至急の連絡をお待ちしております。